第4回
弁護士法人カイロス総合法律事務所の民事事件での特色 (本質疑応答の文責は、弁護士法人カイロス総合法律事務所代表弁護士田邊勝己にあります。)
質問
今回は、弁護士法人カイロス総合法律事務所での民事事件の分野での特色を聞いていきたいと思います。弁護士法人
弁護士法人カイロス総合法律事務所代表弁護士の田邊勝己弁護士から回答して頂けますか。
回答 弁護士法人カイロス総合法律事務所代表弁護士田邊勝己
弁護士法人カイロス総合法律事務所は、常に多数の民事事件を抱えています。民事事件は、弁護士田邊勝己だけでも約30年の弁護士活動の中で処理した事件の対象金額(訴額を含む)は正確には計算していませんが、数千億円以上になります。もしかすると1兆円近くになるかもしれません。弁護士田邊勝己は、あらゆる民事事件を扱ってきたと言えるでしょう。弁護士法人カイロス総合法律事務所は田邊勝己弁護士のほかに複数の弁護士が在籍していますので、弁護士事務所としての知識や経験、ノウハウは膨大に蓄積されていると自負しています。そのような事実を前提として、弁護士法人カイロス総合法律事務所の特色を一言で答えるなら、「弁護士は、オールラウンドプレーヤーであるべき。」と答えます。
社会が益々複雑な構造を呈しており、事象が多重化している現代社会において、専門的知見が求められることは言うまでもありません。弁護士業界でも専門分野に特化して業務を行っている弁護士もいます。しかし、弁護士田邊勝己は、あえて、「弁護士は、オールラウンドプレーヤーであるべき。」と言いたい。弁護士田邊勝己が弁護士登録をした平成元年では、日本国で一番大きな弁護士事務所は東京の約30人の弁護士事務所でした。大阪は約10名余の事務所が一番大きい事務所でした。当時は、大半の弁護士が一人で弁護士事務所を開設しており、社会のニーズに応えていました。一人で弁護士事務所を経営するためには、幅広く全ての法律問題や経済問題に一定の知見が求められていたのです。そこで、大事になるのは、リーガルマインドということです。事件は社会の事象です。社会は常識によって支えられており、一定の秩序を維持しています。従って、常識に反することは法律でも許されないのです。では、常識をどうやっとは何か、また、常識をどのようにして育むのかは、不断の法的勉強と法的経験、社会的反応への法的考察などの積み重ねで形成される「考え方」に基づくものなのです。その「考え方」を法的に形而上化したものが「リーガルマインド」であると考えています。その意味で法律も倫理も広い意味では常識に包摂されます。従って、生まれも育ちも宗教も環境も違う外国社会での常識が日本国に当てはまるかどうかの問題が生じるのです。それでも、私達弁護士は、人類の普遍の価値である個人の尊厳に基づく基本的人権の保障はどの社会でも守られるべきものだという言う考え方に基本的塾足を置くべきなのです。そのような大きな観点に立つとき、我々弁護士は、専門バカであってはいけません。全ての法律問題を「リーガルマインド」によって解決し、依頼者の利益を守り、社会に貢献すべきなのです。
質問
オールラウンドプレーヤーになるのは難しくないですか。弁護士法人カイロス総合法律事務所代表弁護士の田邊勝己弁護士から回答して頂けますか。
回答 弁護士法人カイロス総合法律事務所代表弁護士田邊勝己
確かに、難しいです。しかし、難しいからこそ、我々弁護士に価値があるのです。報酬を頂く根拠があるのです。物事の事象をあらゆる観点から検討できるか否かは、どんな民事事件でも最後の勝負の分かれ目になると考えています。
質問
民事事件は必ず、勝ち負けがはっきりする構造となっていますね。民事事件のノウハウのようなものはあるのでしょうか。弁護士法人カイロス総合法律事務所代表弁護士の田邊勝己弁護士から回答して頂けますか。
回答 弁護士法人カイロス総合法律事務所代表弁護士田邊勝己
それはまさに企業秘密です。ノウハウと膨大な経験があるからこそ、民事事件の勝率が高くなるのです。
質問
オールラウンドプレーヤーを目指す契機は何かあったのですか。弁護士法人カイロス総合法律事務所代表弁護士の田邊勝己弁護士から回答して頂けますか。
回答 弁護士法人カイロス総合法律事務所代表弁護士田邊勝己
弁護士田邊勝己が弁護士なりたての若い頃、米国カリフォルニアの弁護士事務所を訪問したことがあります。LawFarmといって、数百人の弁護士が在籍する事務所でした。日本にはそれほどの規模の弁護士事務所はありませんでした。そこで、お会いした米国弁護士が弁護士田邊勝己に「君は何の専門の弁護士なのか」と聞いてきたのです。弁護士田邊勝己は、「日本の弁護士は特に専門はないです。どんな事件もやります。」と答えると、その米国弁護士は、「では、離婚事件もやるし、不動産事件もやるのか。」と驚いたように聞いて来ました。その時、弁護士田邊勝己は、「リーガルマインドを形成すればどんな事件でも対応できるのが日本の弁護士なのだ。」と答えたのです。米国弁護士は肩をすくめて話を打ち切りましたが、弁護士田邊勝己は、以来、日本の弁護士はどうあるべきか考えることになりました。そのような経験をして、やはり「オールラウンドプレーヤー」たるべきと考えるに至ったのは、それから約20年後のことです。日本には長い伝統文化があり、日本人が持つ物事の感じ方や対処の仕方があります。それは親から子へと脈々と受け継がれてきた精神です。その精神に加えて、憲法で究極の価値とする個人の尊厳に基づく基本的人権の保障の精神から導かれる日本の常識を日本の法律では生かして行くべきなのです。そのことに気づかされたのは、弁護士法人カイロス総合法律事務所の相談役である元大阪高検検事長の逢坂貞夫弁護士の「ここは日本やで。」という一言でした。まだ、若かった弁護士田邊勝己は、米国流の法律論をカタカナの日本語を使って逢坂貞夫弁護士の質問に答えていました。力こぶを入れて力説していた弁護士田邊勝己に投げかけられた一言でした。物事を解決するための法律も各国の文化や伝統、社会的実相と離れた議論はできないのです。大きなリーガルマインドが求められる所以です。
質問
オールラウンドプレーヤーと言っても、得意分野というのはあるのではないですか。弁護士法人カイロス総合法律事務所事件の得意分野を教えて下さい。弁護士法人カイロス総合法律事務所代表弁護士の田邊勝己弁護士から回答して頂けますか。
回答 弁護士法人カイロス総合法律事務所代表弁護士田邊勝己
弁護士田邊勝己が所属する弁護士法人カイロス総合法律事務所は、どんな事件でも法律の組み立て、厳密な事実認定により対応できると自負していますが、確かに得意分野はあります。
弁護士法人カイロス総合法律事務所が処理してきた事件の対象額の総額が数千億円になるというのは、一般の訴訟事件の依頼を長年多数受けてきたこともありますが、大型倒産事件を扱ってきたということが大きいと思います。倒産事件は、企業の倒産の処理の事件ですから、あらゆる民事事件が内包されています。労働問題、建物明渡、賃貸借の解除、契約の解除、資金調達、会計的判断と法律判断の調整、税務問題などです。その意味で、倒産事件は得意分野です。弁護士法人カイロス総合法律事務所はM&Aにも力を入れてきました。弁護士法人カイロス総合法律事務所のパートナー弁護士の片岡剛弁護士は長年に亘り大手損害保険会社の顧問弁護士ですので、損害賠償請求訴訟や交通事故は得意分野です。
質問
顧問先はどのくらいあるのでしょうか。弁護士法人カイロス総合法律事務所代表弁護士の田邊勝己弁護士から回答して頂けますか。
回答 弁護士法人カイロス総合法律事務所代表弁護士田邊勝己
東証1部上場企業から小規模会社、個人企業に至るまで、数えたことはありませんが、数百社の顧問をしています。法律事務所の顧問もしています。色々なご依頼があるのは、弁護士冥利に尽きると言えます。これからも依頼者の利益を最優先に確保するために事務所全体で誠実に事件処理をしていきたいと思います。