A.回答 弁護士法人カイロス総合法律事務所代表弁護士田邊勝己
弁護士法人カイロス総合法律事務所は、常に多数の民事事件を抱えています。
民事事件は、弁護士田邊勝己だけでも約30年の弁護士活動の中で処理した事件の対象金額(訴額を含む)は正確には計算していませんが、数千億円以上になります。
もしかすると1兆円近くになるかもしれません。弁護士田邊勝己は、あらゆる民事事件を扱ってきたと言えるでしょう。弁護士法人カイロス総合法律事務所は田邊勝己弁護士のほかに複数の弁護士が在籍していますので、弁護士事務所としての知識や経験、ノウハウは膨大に蓄積されていると自負しています。
そのような事実を前提として、弁護士法人カイロス総合法律事務所の特色を一言で答えるなら、「弁護士は、オールラウンドプレーヤーであるべき。」と答えます。
社会が益々複雑な構造を呈しており、事象が多重化している現代社会において、専門的知見が求められることは言うまでもありません。
弁護士業界でも専門分野に特化して業務を行っている弁護士もいます。
しかし、弁護士田邊勝己は、あえて、「弁護士は、オールラウンドプレーヤーであるべき。」と言いたい。
弁護士田邊勝己が弁護士登録をした平成元年では、日本国で一番大きな弁護士事務所は東京の約30人の弁護士事務所でした。
大阪は約10名余の事務所が一番大きい事務所でした。当時は、大半の弁護士が一人で弁護士事務所を開設しており、社会のニーズに応えていました。
一人で弁護士事務所を経営するためには、幅広く全ての法律問題や経済問題に一定の知見が求められていたのです。
そこで、大事になるのは、リーガルマインドということです。事件は社会の事象です。社会は常識によって支えられており、一定の秩序を維持しています。
従って、常識に反することは法律でも許されないのです。では、常識をどうやっとは何か、また、常識をどのようにして育むのかは、不断の法的勉強と法的経験、社会的反応への法的考察などの積み重ねで形成される「考え方」に基づくものなのです。
その「考え方」を法的に形而上化したものが「リーガルマインド」であると考えています。その意味で法律も倫理も広い意味では常識に包摂されます。
従って、生まれも育ちも宗教も環境も違う外国社会での常識が日本国に当てはまるかどうかの問題が生じるのです。
それでも、私達弁護士は、人類の普遍の価値である個人の尊厳に基づく基本的人権の保障はどの社会でも守られるべきものだという言う考え方に基本的塾足を置くべきなのです。そのような大きな観点に立つとき、我々弁護士は、専門バカであってはいけません。全ての法律問題を「リーガルマインド」によって解決し、依頼者の利益を守り、社会に貢献すべきなのです。